水樹 和佳子 (みずき わかこ) ※前名:水樹 和佳

名前の通り、水と樹木の宇宙と時間への連なり。 そんなイメージを抱かせる。
呼吸するかのように自然に、SFの感覚を少女マンガで表現する作者です。

13年に及ぶ、著者の代表作ともいえる大作「イティハーサ」をはじめ、主な作品がハヤカワ文庫から刊行されなおしたのを見て、納まるべく場所に納まったのだな、、とホッとしました(やっ、別に青橘が安心したからどう、というものでもありませんが(苦笑))

ご本人のサイト → http://www.fbook.com/waka_mizuki/index.html

樹魔・伝説 1980年12月20日 集英社・ぶ~けコミックス
月虹 【前後編】 1982年 6月20日
エリオットひとりあそび 【前後編】 1984年 2月20日
典型的な悪友(エリオット・番外編) 1985年 3月20日
月子の不思議 1989年12月16日 集英社
イティハーサ 【全15巻】 1987年 3月25日
果てなき蒼氓
(コラボレーション:谷甲州)
2001年 3月20日 早川書房
三原 順 (みはら じゅん)

三原さんを始めて読んだのは、「はみだしっ子」の最終話、「つれていって」が雑誌連載を始められて、少し過ぎた頃でした。
自分を取り巻く世界に矛盾と違和感と、そう感じることへの罪悪感みたいなものを、はっきりと意識しないまでも間違いなく抱えていた当時の青橘には、こんな人もいるのだと、こんな風に考えてもいいんだと、許されたようで、感激を通り越してました。 一種の救いでした。

人間心理と社会への深い洞察と、大量のネーム。 シニカルと紙一重のコメディ。
同じようなマンガ家には、二度と出会えないと思います。

1995年 3月20日、その訃報を知った時の、喪失感の大きさ。
未完成だった、最後の作品「ビリーの森ジョディの樹」は、親交深かった方達が補完する形で刊行されました。

はみだしっ子 【全13巻】 1976年 2月20日 白泉社
花とゆめコミックス
ロングアゴー
(はみだしっ子・番外編収録)
1982年12月22日
夕暮れの旅 1984年 4月24日
X Day エックス・デー 昭和60年 5月27日 白泉社
ムーン・ライティング 【全2巻】 昭和61年 4月30日 白泉社
ジェッツコミックス
Sons サンズ 【全7巻】
(ムーン・ライティング・シリーズ)
昭和62年 7月29日
夢の中 悪夢の中 1992年 5月15日 主婦と生活社
エメラルド・コミックス
ビリーの森ジョディの樹 【全2巻】 1995年 6月10日 主婦と生活社
ミッシィコミックスDX
ルーとソロモン 【文庫・全2巻】 1998年12月20日 白泉社文庫
森川 久美 (もりかわ くみ)

歴史ロマンものでは一押し!!(と、青橘が勝手に思っている)の森川さんです。

「アルカディアへの道」は、単行本に未収録の、連載2回分を雑誌からバラして保存してあります(ちょっと、自慢?!(笑))
それも、”第一部・完”という、現在思うに連載打ち切りでした(;涙;)

ここ数年お見かけするのは、雑誌の表紙や口絵などで、なかなか新作の単行本に出会えないのが、寂しいかぎり。

ご本人のサイト → 『ドルチェでいこう

蘇州夜曲 1981年 2月25日 白泉社
花とゆめコミックス
南京路(ナンキン・ロード)に花吹雪 【全4巻】 1982年 2月25日
アルカディアへの道・1 【未完】 1985年10月25日
Shang~hai(シャンハイ)1945 【全2巻】 昭和62年 9月20日 小学館・PFコミックス
アズ・タイム・ゴーズ・バイ 1989年 8月17日 角川書店
あすかコミックス
イスタンブル物語 【全6巻】 1989年10月17日
W(ウエスト)・E(エンド)・ストーリー 1990年12月17日
花の都(フィレンツェ)に捧げる 1991年11月17日
KING OF ZIPANGU 信長 1992年 9月30日 角川書店
あすかコミックスDX
エリザベート
原作脚本:ミヒャエル・クンツェ 翻案:小池修一郎
1996年 3月15日
ジークフリート[勝利の楯] 1997年 6月 1日
危険な席 平成17年 2月28日 朝日ソノラマ
眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
ざくろの木の下で・1 2007年12月30日
《 森川久美全集 》
7.[ヴァレンチーノ・シリーズ1]レヴァンテの黒太子 1990年 5月17日 角川書店
あすかコミックスDX
8.[ヴァレンチーノ・シリーズ2]月空遥かに 1990年 7月17日
9.セルロイド・ドリーミング 1990年 9月17日
10.シメール 1990年11月17日
11.春宵曲 1991年 1月17日
12.ヴェネチア風琴 1991年 3月17日
2009. 8. 9